過去の思い出はどんどん美化していく。
「昔は良かった。」
と、小学生や大学生の頃に戻りたいと思うことってないですか?
僕はあります。
でも、今は今で悩みがあるように、小学生の時にはその時に悩んでいたことがあって早く中学生になりたいと思っていた気もする。
思い出や記憶ってどんどん過去を美化している気がする。
というか、嫌な記憶や辛いことは忘れられるように人間の脳みそは出来ていて楽しかったことだけを思い出せるようにしているのかもしれない。
よくよく考えると嫌な思い出はある。今となってはどうでもいいと思えてしまうけど当時は死活問題だった気がする。
でも、全て時間が経っている出来事ほど、どうでもよく感じてしまう。
ここから「例えば…」と、僕の昔のことを書いても面白くないので、違うことに話を変えます。
青春時代に聴いていたアルバムを今発売されたアルバムが越えることは不可能なのではないか。
今回はこの事について書きます。
最近、BUMP OF CHICKENの新譜『aurora arc』が発売されました。
Apple MusicやSpotifyといったサブスクリプションでも聴けるので是非聴いて欲しい。
やっぱりバンプは最高だぜ~と僕は思いました。
この『話がしたいよ』がこのアルバムで1番好きです。
BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」 - YouTube
僕は中学生の頃に『COSMONAUT』が発売されたんですけど、聴いていたのは『ユグドラシル』までの4枚でした。ユグドラシル以降の曲を聴いたのはたぶん大学生になってからとかでそれまでは『ノーヒットノーラン』や『title of mine』、『メロディフラッグ』、『embrace』が特に好きで聴きまくっていました。
大学生になってから『COSMONAUT』以降の新譜も追いかけていましたが、どうしても『ユグドラシル』や『jupiter』の方が好きでした。
で、今回の新譜が出たときになんで昔の方が良いと感じるのかが少しわかりました。
昔の音楽は美化している過去を思い出す装置になっているからなんだなと。
要するに自分に酔える曲になっているんですね。
もうそうなってしまったらフラットな気持ちで評価なんてできないですね。
て、ことでBUMP OF CHICKENを青春時代に聴いていた人はこの呪いを自覚して新譜を聴いた方が楽しめる気がします。
そんな風に新しいBUMP OF CHICKENを受け入れることが出来なかった高校生の頃や大学生の頃の自分に言いたいなと思いまんた。
以上。