2019年に出会った音楽について。
2019年に出会った音楽についてまとめる。
基本的にはジャンル毎に2019年にリリースされたアルバム→関連した2019年以前のアルバムという感じで紹介します。
本当は格好よくジャンル毎に分類したかったんですけど、ジャンルってよく分からないので大まかにつけてます。
また、本当は格好よく順位とかつけてみたかったんですけど、ナンバリングは適当です。
※今年のAppleMusicで追加したアルバムの枚数は213枚でした。
2019年にリリースされたアルバムで追加した枚数は70枚。(12月22日時点)
その中から選んでいます。
(これはあくまで追加しただけなので、全部は聴いていません。メモ替わりに追加機能を利用していたので…。今年の50枚とかをブログで書いてる人は物凄く音楽聴いているんだなぁって思います。)
【シューゲイザー】
今年、AppleMusicではスーパーカーの"スリーアウトチェンジ"を一番聴いていたらしい。スーパーカーは元々"HIGHVISION(2002)"は聴いていたが、他のアルバムは聴いたことがなかった。
ここではスーパーカーっぽかったり、シューゲイザーっぽいバンドをまとめる。
1. The Rainy / film (2019)
https://music.apple.com/jp/album/film-ep/1450164104
▶️優しいアルペジオとコーラスをずっと聴いていたい…。
名古屋のバンド。とても良い…。
静寂な所から一気に静かに燃えてくる"film"とシューゲイザーっぽさ満載の"夜の灯"が入ってるEP。
頭のなかでノイズが多いときに聴いていた気がする。連休の最終日の夕方とか。心を穏やかにしてくれる1枚。"nega"のようなものもとても心地がよくて好き。まだ、EPしか出ていないのでアルバムが楽しみです。
追記:2020年から活動拠点を東京に移すそうです。
2.Blankenberge / More
https://music.apple.com/jp/album/more/1459016829
▶️心地の良いノイズ。
シューゲイザー独特の暗さがあるバンドというより、前作の"Radiogaze(2017)"と比べてポップになった。幻想的で良い。
【2019年リリース以外のアルバム】
🔘17才とベルリンの壁 / Aspect (2015)
https://music.apple.com/jp/album/aspect-ep/1006373303
▶️今年一番聴いたアルバムはスーパーカーの"スリーアウトチェンジ"と冒頭で綴ったんですけど、そのアルバムを聴き始めたきっかけのバンド、17才とベルリンの壁。
女性ボーカル×男性ボーカル×シューゲイザー=最高です。シューゲイザーってなんでこんなに中毒性があるんだろうか。来年は新譜が出るらしいのでとても楽しみにしています。
🔘スーパーカー / スリーアウトチェンジ(1998)
https://music.apple.com/jp/album/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8/571986499
▶️今年AppleMusicで一番聴いていたらしい。僕なんかが言わずもがな名盤なんじゃないでしょうか。"TripSky"を永遠に頭の中で流していたい。そんな人は僕だけじゃないと思う。
🔘DSPS / 我會不會又睡到下午了 (2016)
https://music.apple.com/jp/album/%E6%88%91%E6%9C%83%E4%B8%8D%E6%9C%83%E5%8F%88%E7%9D%A1%E5%88%B0%E4%B8%8B%E5%8D%88%E4%BA%86-single/1475631526
▶️台湾のバンドです。めちゃ良いよ!
🔘きのこ帝国 / タイム・ラプス(2018)
https://music.apple.com/jp/album/time-lapse/1429355656
▶️シューゲイザーの中に括って良いのかわからないけど、きのこ帝国活動休止について。
僕はきのこ帝国のライブにArt-School、syrup16g、lovefilmという激ヤバな対バンイベントで観たことがある。
"夜が明けたら"を初めて聴いたのがそのライブでした。前奏からピリピリした空気感になって、歌詞で心をぐちゃぐちゃにされるような感覚になった。演奏が終わったときには鳥肌がたつくらい感動したのを覚えている。帰り道でセトリを調べてそれから"夜が明けたら"が耳から離れないくらいショッキングな出会いでした。
"またいこう"とか思っていたけど、そういうのは早く行かないと"また"は来ないですね…。
ソロ活動はかなりポップな曲が多いけど、メロウな曲も多く"クロノスタシス"的なものが好きな人は是非聴いてって思う。
きのこ帝国 活動休止のお知らせ ・ きのこ帝国
⚪シューゲイザーは以上。もう少し何か聴いていた気もするけど、覚えてない。基本的にはスーパーカーを聴きまくっていた。来年はThe Rainyや17才とベルリンの壁、そして今回は綴っていませんがsleepy.abの新譜も来年の1月に出ることが決まっているのでそれらを聴くのが楽しみです。
https://music.apple.com/jp/album/neuron/588933599
【EMO】
Algernon Cadwalladerのアナログ版再販やSnowing来日!もう、EMOファンにはたまらない1年だったのではないでしょうか?僕個人的にはPENs+が再び活動開始したのが嬉しかったです。
3.Copeland / Blushing
https://music.apple.com/jp/album/blushing/1446165402
▶️音楽に溶かされる。全曲素晴らしいし尊すぎる1枚。ドラムのリズムとシンセの抜ける感じ、度々来るギターソロ。言葉に上手く出来ないけど、心地よくずっと聴いていられる。あまり僕と音楽の趣味が合っていなくても、ここまで読んでる人には是非聴いてほしい。
4.American Football / American Football (LP3)
https://music.apple.com/jp/album/american-football-lp3/1452548665
▶️やっぱりAmerican Footballは最高でした。CDのジャケットが今までより暖かみがあるのと同様に曲も暖かみがある気がする。ジャケットの印象って曲のイメージカラーに直結するんだなってあまり意識してなかった事を考えさせられた。"Every Wave To Ever Rise"好き。
5.Sleepy Dog / For My Fears
https://music.apple.com/jp/album/for-my-fears-single/1485343006
▶️今年も沢山の楽曲をリリースしていたSleepyDog。"Graduation"というアルバムを1枚、EPも7枚出しコンスタントに新曲を聴けた1年だった。その中でも"For My Fears"群を抜いて聴いていたからアルバムではなくこのEPを抜擢。リズムが変わる曲が好きなのかもしれないなぁって思う。てか、Sleepy Dog独特の唄のリズムが好きすぎる。
後は昨年の"Dead People Are Crawling in My Head"もよく聴いていた。
https://music.apple.com/jp/album/dead-people-are-crawling-in-my-head-single/1445923145
最近のSleepyDogの楽曲のジャンルは多岐にわたってるから、EMOなのかは分からないけど、元々出会ったきっかけが"Backwood Punch"(https://music.apple.com/jp/album/backwood-punch/1363023537?i=1363027996)なのでEMOに入れてます。
6.PENs+ / 透明な箱/Caramel
https://music.apple.com/jp/album/clear-box-caramel-single/1471948432
▶️昨年、まさかのマスフェスのシークレットゲストとして3年ぶりに復活したPENs+の新曲。
ギターが…カッコいい…。詞もいい…。元気で前向きな曲となってて、前作や今までよりストレートに意味が伝わるようになっている気がする。
今年はライブにも2回行きましたがとても良かった。日本でPhiladelphiaを感じられるバンドだと思う。
7.Signal Midwest / Pin - EP
https://music.apple.com/jp/album/pin-ep/1468596426
▶️LaurenRecordsからリリースされた1枚。Mariettaにはまってる時期に聴いていた気がする。"Pin"のような静かな曲好き。"You New Old Apartment(feat.Sincere Engineer)"のようなサビも好き。音楽用語わからないから上手く説明できない。
【2019年リリース以外のアルバム】
Marietta / Summer Death (2013)
https://music.apple.com/jp/album/summer-death/756910481
▶️今年出会ったアルバムで一番好き。
頭の中でフレーズが鳴り止まないくらい聴きまくっていた。Mariettaの楽曲の特徴として曲の展開が目まぐるしく変わる所だと思う。Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ…という感じではなく、常に全く別のメロディに展開していく。"Cinco de Mayo Shit Show"とか特にそう。ややこしかったり、聴きにくかったりしなくて気持ち良いぐらいスムーズに入ってくる。そういった楽曲が多い。
ここから数曲ピックアップしようと思っていたけど全部最高過ぎる。奇跡のような1枚。どんなときにでも聴きたくなる。
激しいパートはめちゃめちゃカッコいいし、静かなパートはめちゃめちゃ心地よい。カッコいいと心地よいは共存するんだなぁ。
Mariettaを勧めるEMOファンが多いのも納得したし、自分の中ではAlgernon CadwalladerとMariettaは神になった(?)。
Xingfoo&Roy / Late to the Party(2018)
https://music.apple.com/jp/album/late-to-the-party-ep/1369003723
▶️シンガポールのバンド。1曲目の"Your Princess Is.."から2曲目の"In Another Castle"の流れがエモすぎる!!!!来日後知ったのでとても悔しい!!!!ライブ行きたかった!!もっと早く知りたかった!!!
Murphy Radio / Murphy Radio(2018)
https://music.apple.com/jp/album/murphy-radio/1437269367
▶️インドネシアのバンド。永遠に聴いていられるギターのフレーズの心地よさ。そして、ギターが同じフレーズを繰り返すからこそ引き立つベースのグルーヴ感が最高。
⚪EMOは以上。
EMO好きだ~と思いつつもまだまだ聴き込みが甘かったり、名前は知ってるけど聴いたことないというバンドがどんどん増えている気がする。特にThe Appleseed CastやTTNG、Snowingをもっと聴き込みたい。そして、来日に備える。Xingfoo&Rayは来日ライブが最高だったという呟きで知ったので悔しい!!!!もっとアンテナを張らねば!!
【他】
続いて他です。
8.星野源 / Same Thing - EP
https://music.apple.com/jp/album/same-thing-ep/1481422862
▶️"Same Thing"、"さらしもの"というタイトルから星野源の新章が始まった感が凄い。今"さらしもの"となってる星野源の次のアルバムが楽しみすぎる。"Same Thing"は詞もテンポも好き。"さらしもの"はちょっと懐かしいようなピアノが特徴。ずっと同じメロディを繰り返しているのでそれが耳に残って曲にノリノリで聴いていられる。中毒性が高めのEPでした。
9.No Buses / Boys Loved Her
https://music.apple.com/jp/album/boys-loved-her/1479170440
▶️待望のNo Busesのフルアルバム。改めて"Tic"を聴いたけど凄く良い曲。PVの映像も凄く好き。一番好きなPVは"Trying Trying"です。YouTube
10.paranoid void / 01 - Single
https://music.apple.com/jp/album/01-single/1462598416
▶️インストゥルメンタルバンド。今週の25日にも新しく1枚出るらしいので早く聴きたい。(この項目は12月22日に書いてます。)
2曲とも爽やか。前作のアルバムからこのバンドは焦燥感が強いイメージだったから明るくて驚きました。
書きながら思ったんですけど、今年はマスロックをほとんど聴いていない。理由は不明。nuitoの新譜が聴きてぇなぁ~。
11.松木美定 / 主観
http://local-visions.bandcamp.com/album/--8
▶️心地よいリズムのポップミュージック。格好良い。凄くおすすめです。僕も働きたくない!!!
因みに、上記のBandCampからダウンロード出来ます。お布施システムとなっています。
12.Harry Edwards / Almost Everybody - Single
https://music.apple.com/jp/album/almost-everybody-single/1475469118
▶️崩れていくチルアウト。
"Almost Everybody"は最初は美しいピアノとボーカルで始まる。徐々に曲が進むにつれて、別のテンポ、メロディに展開していく。ヤバすぎる。
パート毎にボーカルやメロディを変化していく事で前半と後半では全く別の音楽になってる…。
音源自体は2015年にSoundcloudにて公開されていたみたいです。
13.Shiloh Dynasty, D$r. & Burgettii / Who Are You , pt.2
https://music.apple.com/jp/album/who-are-you-pt-2/1451335180
▶️最近流行ってきているらしい、"lo-fi hiphop"の1枚。
今の高校生はYouTubeで"lo-fi hiphop"をひたすら流してるチャンネルを再生しながら勉強しているってネットの記事で書いてあったけど、本当?
14、15. 崎山蒼志 / むげん・ (with 諭吉佳/men)、感丘(with 長谷川白紙)
▶️崎山蒼志の最新アルバムの"並む踊り"に"むげん・"、"感丘"が入っているんですけど、あまりアルバムを聴き込めていないので、ヘビロテしていたシングル2枚を紹介する事にしました。"並む踊り"は来年聴きます。
これらの2作品は崎山蒼志と若手のアーティストで作られた作品。
諭吉佳/menは知らなかったんですけど、長谷川白紙は"エアにに"も好きだし、前作の"草木萌動"も聴いていたので嬉しいコラボでした。
"剥き出しの逆再生を味見して牛乳みたいな声がでた"
同じ歌詞なのに前半と後半ではリズムが全く違うので別の意味になっているんだろうな~とか思うけどよくわからない。
崎山蒼志は元々独特なメロディではあるけど、別のアーティストとやるとそのアーティストのテイストで崎山蒼志の音楽をやれるのが面白いし、凄すぎる。
【高橋國光系】
高橋國光系なんてジャンルはないけど、高橋國光感あるものと、高橋國光について書きたいからこうしました。
昨年末に高橋國光(ex-the cabs、Osterreich)が復活した。今年は高橋國光のギターを生で聴くことが出来た。それだけで今年はもう最高。AppleMusicではなく他の音楽アプリから聴いていたのでどのくらい聴いていたのかは分からないけど、少なくとも10000時間は高橋國光のギターを聴いていた。(適当)
Osterreichのファンクラブ会員にもなったので来年からの本格的な活動が楽しみなのと同時にパンクしない程度で良いので程よくやってほしいなとも思ってます。
16.ツィトローネ / Lost Pinky
https://music.apple.com/jp/album/lost-pinky/1449816513
▶️ギターが良き良き。
高橋國光感というより、残響っぽさがあるバンド。
17.Cinema Staff / BEST OF THE SUPER CINEMA 2008-2011/ 2012-2019
https://music.apple.com/jp/album/best-of-the-super-cinema-2008-2011-2012-2019/1477287915
▶️CinemaStaffのベストアルバム。そして、高橋國光との共同製作された"斜陽"が入ってる。
高橋國光×CinemaStaff。双方のファンとしてこんなに嬉しいことはない。
昨年はOsterreichのボーカルにCinemaStaffの飯田瑞希が参加していた。今年は逆にCinemaStaffの楽曲に高橋國光が参加するという熱い1年となりました。(しかも、ライブのサポートとしても高橋國光は参加してる…。ライブに行きたかった。)
【2019年リリース以外のアルバム】
🔘the cabs / 3rd demo
the cabs / すべて叫んだ (Album:再生の風景)
https://music.apple.com/jp/album/%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E5%8F%AB%E3%82%93%E3%81%A0/1298403443?i=1298403912
▶️高校生の時にthe cabsの音源を友人からもらった。今でもずっと聴いている。demo版の"すべて叫んだ"が一番好きかもしれない。または"HELLO"。今年も通年でthe cabsを聴いていた。
今年出会ったわけではないけど、"すべて叫んだ"のdemoが最高すぎるっていう話をしたかった。
🔘toah / text01(2018)
https://music.apple.com/jp/album/text-01-single/1441624810
▶️ギターのアルペジオが心地良い。
⚪高橋國光系(?)は以上。最後にOsterreichのライブについて。新曲は2曲とも良かった。そして、あの複雑な曲を生で聴けると思っていなかったから驚いたし、凄すぎてうひょーって思いながらずーーっと繰り返し聴いていたフレーズを生で聴ける幸せな時間だった。またライブに行けるという事が色んな事のモチベーションになる。来年もそこそこ頑張っていこうと思う。
【総括】
もっと幅広く聴けるようになりたいなって思っていたけど少しずつしか音楽を聴く幅は広がらないということを痛感した1年でした。
もっと沢山聴いているつもりでしたけど、ほとんど覚えていないし、そもそも量も聴けていない。
Twitterを振り返るとやっと少し思い出せたので文字に書き起こすのは大事ですね。
そして、文字を書き起こす為には音楽的な知識が必要。もっと音楽に関する文章を読むことにします。ピロロロロとか、パッパッっていう感じでしか音楽を語れないのが恥ずかしい。
来年はTHE NOVEMBERSを一通り聴くのを最初の目標。後は、今年あまり聴けなかったマスロックを漁りたいなぁって感じですね。
もう少し頻繁にメモを残していきたい。
そうするとこの振り返りが楽になるので。
そんな感じですかね。来年も良い音楽に出会えると良いね。
以上。