takatok0の生活

ただのエッセイです。@takatok0r6s

『ファイアパンチ』は1話目で切っていい作品だったのか①

ファイアパンチという漫画を最後までジャンププラスで読んだ人はどのくらいいたのだろうか。

この漫画は1話1話の繋がりやキャラクターのなりたい人(もの)への変化や変化した理由が丁寧に描かれ過ぎている

そのためジャンププラスの様な一度コインを使っても、もう一度読み返すためにまたコインを使うような仕組みでは繰り返し読めず結局よくわからないまま読むのをやめてしまう人が多かったのではないだろうか。単行本や本誌のような手元に残り何度も繰り返し読みながらじっくり理解を進める漫画だったと感じる。

 


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一応、全巻持っています。

 

 

ファイアパンチで特筆すべきなのは今での少年漫画とは異なる宗教と哲学へのアプローチのある読み応えのある作品だったということだと私は思います。

てか、商業誌一作目の連載からこんな漫画を描ききった藤本タツキ(長門は俺)先生は凄すぎる

確かに第1話目のエピソードはとても衝撃的で話題になった。作者本人のインタビューを読む限り、序盤は読む人を増やす仕組みを沢山取り入れていた。

https://natalie.mu/comic/pp/firepunch

ファイアパンチの名前の由来等
そして、後半は宗教色は強く出てくるが鬱陶しくない。まるで自然の流れのように出てくる。(ちょっと違うけどAKIRAも宗教色はあるけど嫌な感じはしない。あんな感じ。)

 

http://konomanga.jp/interview/112091-2

ここにも書かれていましたが上手く物語に馴染んでいたため、個人的には気にならなかった。凄いなぁ。

そして少年漫画にありがちな終着点がなく勢いや設定で押している漫画ではないというところがとても良い。(ありがちというのな偏見だとは思いますが、割りとそういう漫画多いと思います。勿論週刊連載において軌道修正というのはとても大切です。ただ、短くてもしっかり描きたいことを描ききる感じの漫画や設定だけではなく、魅力的なキャラクターがしっかりいる漫画は感覚的に最近の少年誌には少ないように思っていました。)

今回は以上です。ここまで読んでくださった方はお気づきだと思いますが、かなり情報量が薄い状態です。

これから数ヵ月かけて少しずつ時間があるときに一巻からこの漫画を振り返っていこうと思います。

 

以前は途中で断念しましたが、今回は頑張りますよ~。

 

こっそり見守って頂けると幸いです。

今までのパターンから考えると全部書ききったら、この記事は書き直すと思います。